愛玩~夢幻の秘密~

「…っふ……。」


ダメ…このキスは。


強引な舌が。


ノドの奥まで凍りつくすよう。


なのに…。


体の中心から熱くなって。


溶けだしちゃいそうなくらい苦しい。


「もうイヤッ!!こんなの…。」


跳ね返したはずの鷹都のカラダ。


そのまま部屋を飛び出した。


これ以上、ここにいたらいけない気がして。


あんな激しいキス。


初めてだったから…。


本当に、何もかもが壊されそうな気がした。


「…葵織?」


ビックリした顔で郁人が立ってた。

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