愛玩~夢幻の秘密~
「仕方ない…今日は一緒に寝よう?」
「うん。」
初めて…
郁人のベッドで寝るの。
本当は嬉しいはずなのに。
こんな形で一緒に寝たくなかった。
ごめん…
郁人のこと好きなのに。
どうして…?
あんな…あんなヤツの強烈な闇が。
まだ…あたしの体の中を食い尽くして。
熱が治まらない。
郁人の腕の中で。
あんなヤツを思うなんて。
あたしは…最低だ。
「どんな怖い夢を見たの?」
耳にかかるその声に急激に罪悪感が襲ってくる。