愛玩~夢幻の秘密~

いつもなら出かけちゃう時間じゃないの?


ベッドの横のテーブルに置かれた時計を見た。


7時15分。


やっぱり…


仕事に行く時間じゃないの?


まさか…


あたしのせいで、遅刻しちゃったとか?


「…葵織。」

「あ…ごめん。あたしのせいで遅刻。」


慌ててベッドから起き上がろうとした。


「いいんだよ。」


そういいながら腕をつかんだ。

< 157 / 412 >

この作品をシェア

pagetop