愛玩~夢幻の秘密~
夕方には、いつものように郁人も帰ってきた。
「あれ?柚夢は?」
また女遊び?
「今日は同窓会なんだって。」
「そっか…絶好の狩り場だね。」
「狩り場…。」
「違った?」
「いや…的確な答えだと思って、吹き出しそうになった。」
一生懸命に笑いを堪えてる。
「だって、柚夢にとっては女の子をいっぱいゲットできる場所でしょ?」
「うん…そうだよな。」
「じゃあ、今日は2人でごはん食べに行きたい。」
ニコッと笑って郁人の顔を覗き込んだ。
「あ…ああ…いいけど、少し仕事が残ってるから、終わってからでもいい?」
なんか歯切れの悪い返事だけどいいか。