愛玩~夢幻の秘密~

「何もないから。また、柚夢が変なこと言ったんでしょ?」


きっと郁人にとっては、つじつまも合わないような答えを返してる。


「もう、隠さなくていいから。」


急に苦しそうな…


悲しそうな顔になって。


力強く引き寄せられた腕。


「な…なに?」


強く抱きしめられた。


「苦しい思いさせてたんだね。」


耳元の優しい声より。


その言葉の意味が気になる。


まさか…
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