愛玩~夢幻の秘密~
「何だろうな?」
「あのさ…。」
郁人が言いかけて
「ねえ、買い物行かなくて平気?」
慌てて話をさえぎった。
怖くて仕方なくて。
もし、鷹都が郁人の話を聞いて。
見逃してやっている内に入らなくて。
この場であたし達の関係をしゃべったら?
きっと…。
ここに鷹都が来たってことは。
何回シュミレーションしても、あたしの想像は現実になる気がする。
だから、出来る限り話さないように時間稼ぎしたくて。