愛玩~夢幻の秘密~
郁人と2人で
「やっぱり、高いワインはマズイな。」
「じゃあ、何のためにこんな高いワインをアニキは持ってるんだよ?」
「来客用。」
「だったら、今夜開けなくても良かっただろ?」
「気分だ。」
って、2人で笑ってたもん。
今日は、久しぶりに安心して寝られる気がする。
郁人も鷹都も…
酔っぱらって自分の部屋でもう寝ちゃったみたいだから。
「フゥ~っ…」
ため息をつくと。
枕元の電気だけつけたまま。
ゆっくりと目を閉じた。