愛玩~夢幻の秘密~

「…ったく。携帯忘れるなよ。鳴りっぱなしだよ。」


ねえ、あと何メートル先に郁人はいるの?


必死に声を押し殺して。


「どうだ?背徳を犯している気分は?」


耳元の言葉が。


ゾクッと背筋に電流を走らせる。


「…。」


最低!!!


って叫びたい。


でも、ここで答えたら。


郁人に聞こえちゃう。


答えられるはずんてないでしょ?

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