愛玩~夢幻の秘密~

「これからが本当の背徳の味だ。」


微かに耳にかかった言葉。


そんなことを気にしてる余裕なんて。


状況も…


心も…


カラダも…。


なのに。


「万が一…前に、教えに来てやったんだよ。」


容赦なく発する言葉。


上手く聞き取れない。


「オマエは……×……×…×…」

「今…なに……った?」


余裕なんかないから。


言葉が上手く聞こえなくて。


でも、鷹都の言い方が。


余裕なんてないはずの心に突き刺さって。


思わず聞き返してしまった。

< 189 / 412 >

この作品をシェア

pagetop