愛玩~夢幻の秘密~

「ああ、カゼを引かないようにさせたか?」

「あ…うん。今、部屋で寝てるよ。」


「そうか。昼間、岩場で足を滑らせて溺れかけたからな。今夜は興奮して、寝つきが悪いと思ったが…」

「大丈夫。まあ…2人がびしょ濡れで帰ってきたときは驚いたけど。」


「驚いたのはこちらだ。」

「だろうね。」


「それだけか?」

「いや…実は、葵織と結婚しようと思って。」


ストレートに切り出した。


「いつ?」


驚いた様子もない。

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