愛玩~夢幻の秘密~

「いますぐ。」


この分なら、アニキも認めてくれるだろう。


葵織を引き取ったのは、アニキが大好きだった母親に似てたから。


母親が寂しい思いをしているように見えて。


引き取っただけなんだ。


何も問題はないはず。


驚く様子もないしな。


「…ダメだ。」


たった一言。


怒るわけでもなく。


動揺するでもない。


冷静に答えた。


「じゃあ、いつだったら?」


さすがに16歳はマズイか。

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