愛玩~夢幻の秘密~

分かっているから。


余計に辛くて。


それに…鷹都は、合併がどうこうとかで忙しくて帰って来れないみたいで。


一人…


疑問も。


怒りも。


矛先を向けることが出来ず。


大きな家に取り残されてる。


窓の外は、季節には早い台風が近づいて。


激しい雨と風が窓に打ち付けている。


まるで…あたしの心の中。


ボーっと窓の外を見てるのが。


今は落ち着く。


ガチャ…


いきなりドアが開いた。

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