愛玩~夢幻の秘密~

着ているものを何もかも全部脱いで。


「…抱いて…く…下さい。」


震える唇で言った。


もう、こんな夜は何十回と越えてる。


今日が最後になる。


郁人に会って、全てを打ち明けて。


絶対に郁人なら助け出してくれる。


倒れ込んだベッドの中。


鷹都なんかが…


あたしの中にいるなんて。


こんなの。


もう最後だから。

< 217 / 412 >

この作品をシェア

pagetop