愛玩~夢幻の秘密~

「まさか…。」


郁人の言葉が止まった。


娘?


鷹都に娘なんかいたの?


何?


それ以上の関係って。


その先の答えを聞きたくて。


食い入るようにドアの隙間から部屋の中を覗き込んだ。


「郁人が大事にしていてくれていたおかげで、まっさらなままイチから教え込めた。感謝するべきかな?」


隙間から見える鷹都の顔が。


トゲトゲしい笑顔になったのが見えた。

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