愛玩~夢幻の秘密~

…食べたくないだけ。


ベッドの横のテーブルに置かれた夕食。


スプーンでスープをすくうと、口の中に流し込んだ。


「イヤッ!!!」


力いっぱい鷹都をおしのけようともがいた。


「イヤじゃない!!」


鷹都も力いっぱい、抵抗するあたしを抑えつけようとした。


「やっ…ゲホッ…ゲホッ…。」


暴れて喉に入ったスープが。


空気を一緒に飲み込ませ。


思わずむせ返った。


それと同時に。

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