愛玩~夢幻の秘密~

「じゃないよ。色々あって、疲れただけ。」


そのまま横になろうとしたのに。


「…まさかね。」


意味の分からない言葉と同時に。


鼻で笑って。


首をかしげた。


「まさかって?」


気になって。


「いや…ないだろ?」


独り言のように言うと、部屋から出て行こうとした。


「だから、何が?」


気になって仕方なくて。


ベッドから勢いよく立ち上がった。


その瞬間。

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