愛玩~夢幻の秘密~
食べてないから。
フラッと体が揺れて。
目の前が真っ暗になった。
「おいっ!!」
聞こえたのは、慌てた柚夢の声。
4日も食べてなければ。
貧血にもなるか。
なんて思ったのが最後で。
あたしは、そのまま床の上に倒れ込んだ。
パッと目を覚ましたのは。
ベッドの上。
「…ここ。」
あたしの手を握ってベッドの横に座っていたのは鷹都。
「貧血だ。だから食べろと言っただろ?」
冷たく一言。