愛玩~夢幻の秘密~

あんなにダルかったはずのカラダなのに。


全速力で走ってる。


息を切らしながらドラッグストアに着くと。


店内を物色。


目当ての棚の前で立ち止まった。


…きっと、そんな現実、あるはずなんてないから。


ゆっくりと深呼吸をすると。


ひとつだけ箱を手にして。


レジに向かった。


柚夢が変なことを言うから。


気になってるだけ。


そんなことはないって。


確認だから。

< 292 / 412 >

この作品をシェア

pagetop