愛玩~夢幻の秘密~

「壊れてみろ。何度でも何回でも。」


冷たくて。


非道な言葉が聞こえた。


ゆっくりと上げた顔。


冷酷なオーラを放ちながら。


鷹都が目の前にひざまずいてあたしを蔑(さげす)んでいた。


「アニキ…それは。」


引きつってる柚夢。


なのに。


「壊れたら壊れた分だけ、拾い集めてやる。」


その言葉を聞いたと同時。

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