愛玩~夢幻の秘密~
「愛人の子ってことは聞いた。なんでも、取引先の秘書だったんだって。妊娠が分かった時には別れてて、どうすることも出来なかったんだろ?」
「そうだったんだ…。あんなに毎日おもちゃを送ってくれてたのに。」
まさか。
そんな事情だったなんて。
「おもちゃ?あの親父が!?」
半分呆れながら。
半分笑って。
驚いている。
「だって、毎日届いてたよ?『もうすぐ迎えに行く』ってメッセージまでついて。」
「あり得ない。」
首を横に振った。