愛玩~夢幻の秘密~

もしも…鷹都がいなくなったら?


あたしは…


自由になれますか?


痛む背中をムリヤリ起こして。


ゆっくりとベッドから起き上がった。


チェストの上に置かれたメモを手に取って。


テーブルの上に置かれた果物と果物ナイフ。


ナイフだけゆっくり手に取ると。


呪われた人形のように。


ゆっくりと部屋から出て行った。



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