愛玩~夢幻の秘密~

『…オレが守ってやる。お前がオレに心なんかなくても、お前が笑っていられるなら…オレが一生をかけて守ってやる。』


こんな時に。


あの言葉が耳の奥で何度もリピートして離れない。


止まらない大粒の涙を両手で押さえながら。


肩で何度も息をして。


ズキズキと痛む胸は、人としての良心の痛み。


気づきたくなくて。


認めたくなくて。


認めてしまったら、鷹都の胸にナイフを突き立てるなんて出来なくなるから。


なのに…


鷹都の言葉が。

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