愛玩~夢幻の秘密~

「好きにすればって…あたしをお金でどうこうして、またお金でどうこうしようとして、お金を出されれば、あたしを慰み者として右から左に差し出して。それで好きにすればって…」

「何が言いたい?」


「あたしの存在は、お金でしか計れないの?」

「他に何かあると?」


「あたしは物じゃない、人形でもない!!心だってちゃんとあるのに、どうして分かってくれないの?どうして人として見てはもらえないの?あたしの存在価値って何なの!?」


『愛おしい』


…って思うこと。


『愛されたい』


…って思うこと。


誰もが思うことなのに…


あたしの想いは


「罪」


でしかないの?

ギュッと強く…強く鷹都にしがみついた。

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