愛玩~夢幻の秘密~
そして、何度も何度も鷹都の胸を。
ドンっと叩いた。
なのに、フワッと優しく肩に手を置くと。
スッとあたしを引き離した。
「オマエの存在価値?」
冷たい言葉に、冷酷な目で蔑(さげす)まされる。
「だって…」
ギュッと胸をつかんで。
その先の言葉を飲み込んだ。
「そんなことを知りたいのか?」
ドクン…
ドクン…
痛いくらい心臓が鳴っている。
なのに…
鷹都の突き刺さるような冷たい視線。
フゥ〜っとため息混じりに一呼吸すると。