愛玩~夢幻の秘密~

「愛玩物だろ?」


冷たく放たれた言葉が。


流れ落ちる涙さえ止めた。


「愛玩…ぶ…つ?」


一気にあたしの頭の中に。


バラ園のこととか。


病院での言葉とか。


全てが駆け巡って。


愛玩物って言葉を否定する出来事を思い返している。


それなのに、

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