愛玩~夢幻の秘密~

「不器用にしか…愛せなくても、人には戻りたくはないのか?」


耳元にかかる甘いささやきが。


こぼれ落ちるのをこらえた雫を。


ポタリと頬をつたい流してしまう。


鷹都の言葉が嬉しいとか。


選んだ道を後悔しないとか。


そんな温かい感情だけじゃなくて。


…どうして。

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