愛玩~夢幻の秘密~
鷹都の赤ちゃん。
殺してしまったんだろうって。
いまさら罪悪感で、小さな胸が押しつぶされそう。
うつむいて閉じた瞳。
止まることを忘れた雫は、ポタポタと何個も、何個もあたしを抱きしめる鷹都の手の上に落ちて行く。
「ごめ………ごめん………」
震える唇からは、謝罪の言葉しか溢れてこない。
「いいか?二度と言わないから、覚えておけ。」
冷たい棘のような言葉が、耳元を通り過ぎて行く。
どんな罵声でも、どんな言葉でも。
あたしの罪は、仕方のないことだと思う。
覚悟は決まっている。
「……」
言葉もなく、小さくうなずいた。
鷹都の大きな手が。
涙の流れ落ち続ける瞳をそっと隠して。