愛玩~夢幻の秘密~

懐かしい思いと。


嬉しい思いにドキドキと胸を躍らせた。


そういえば、初めてこの家に来たとき。


大きなお屋敷って驚いたな。


郁人は半年前に結婚しちゃって。


もう、神乃木家にはいないけど。


柚夢は、相変わらずいついているし。


鷹都は…


あの時は居なかったけど。


今日は、きっと待っていてくれる。


約束してないけど。


そんな気がする。


「おかえり。」


リビングには、柚夢がソファに座りながら優しくほほ笑んでいる。


「ただいま。」


クスッと笑いながら、柚夢の顔を見た。

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