愛玩~夢幻の秘密~
「オレは、いつでもまともだよ。」
ムッと口をとがらせた。
やっぱり、柚夢は変わっていない。
「…鷹都は?」
柚夢と一緒に、待っていてくれると思っていたから。
仕事なのかと思って。
柚夢に聞いてみたんだけど。
「ああ…」
急に重たく口を閉ざした。
「どう……した…の?」
意味の分からない怖さが、胸の中に渦を巻き始めた。
「葵織ちゃんなら…言わなくても。」
そう言いながらソファから立ち上がった。