愛玩~夢幻の秘密~
「期待した?」
ニヤッと笑ってこっちを向いた。
「違うってば!!」
ボンッ!!!
って、思いっきり枕を顔に投げつけた。
「なんだ…期待させてたら悪いから、リクエストに応えようと思ってたのに。」
グッと顔を覗き込んできた。
「そんなわけないでしょ!!そんなリクエストに応えてほしくない!!」
慌てて否定してるのに。
「やっぱり期待したんじゃん。」
って、笑ってる。
「違うってば!!」
「だって、そんなリクエストに応えて欲しくないって。」
「言い間違い!!」
「あっそ…じゃあ、本当に寝ちゃうからね。」
ニンマリと笑ったまま、また背中を向けて寝ちゃった。
「もう、イヤ!!!」
そう言いながら、顔から枕に飛び込んだ。
そのままフテ寝。
「起きろ~」
って柚夢の声で目が覚めた。
「うそっ!?」
慌てて起きると、体に何かされてないか。
反射的にチェックしちゃった。