愛玩～夢幻の秘密～
だって、デートだってしてくれないし。
帰りは遅いし。
仕事ばっかりで、一緒にいられる時間もほとんどゼロ。
せめて付き合ってるらしく一緒に寝ようと思ってるのに。
あたしが寝たころに帰ってくるから。
だから…まぁ。
…そういうこともないし。
もしかしたら。
今夜あたり…そうなっちゃうかも？
なんて。
ちょっと期待しちゃったり。
学校が終わると素早く帰ってきて。
全身に磨きをかけて。
部屋に用意されてたドレスを着て。
メイクもバッチリ！！
準備に抜かりはなし。
…でも、心臓がバクバク言って。
体から力が抜けないくらい緊張してる。
