愛玩~夢幻の秘密~

「はぁ~、どうしよう?」


何回も鏡を覗き込んで。


部屋の中をウロウロして。


何とか落ち着こうとしてる。


コンコン…


ドアをノックする音にビクッと反応した。


「葵織、お待たせ。」


うそ!?


もう時間?


時計を見ると6時30分を少し回ってる。


「今いく!!」


もう一度鏡でチェックして。


「よしっ!!」


気合を入れてドアを開けた。


その瞬間、たった一瞬だった。


驚いた顔をして立ってた。


「もしかして…変?」


恐る恐る聞いてみた。

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