愛玩~夢幻の秘密~
「もう…いいでしょ?」
なんで、こんなことをするの?
ゴミでしかないあたしに。
こんなことをする理由が分からない。
「あまり大声出すと、郁人がきちゃうよ?」
クスッと笑った。
「だったら…もう……気が済ん…だでしょ?」
こんな事をして。
何を楽しんでるの?
「じゃあ、気が済むようにさせてもらうか…。」
「ちが…ちょっと…嫌…イタッ…もう…」
許して!!
「遅かれ早かれ…お前の使い道はこれだろ?」
耳元で怖いくらい低く。
小さな声は気のせいなんかじゃなく。
あたしの中に残った熱い感覚が。
夢なんかじゃないってハッキリと刻まれた。