愛玩~夢幻の秘密~

「気にしないで。大丈夫。」


何とか笑えてる。


「だったらいいけど…。」


そっと頬に触れた手。


ずっとこの手を待っていたのに。


「ご…ごめん。」


とっさに避けてしまった。


涙が溢れそうなのを見られたくなくて。


思わず部屋を出てしまった。


ねぇ…


どうして?

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