ハチミツ×シュガー
「……楓、起きて」
「ん――…」
「ほら、遅刻になるよ?」
ガバッ
「…ち、遅刻っ!」
寝ぼけて思い切り起きたら、皇がケラケラ笑っていた。
「まだギリギリ大丈夫だから、とりあえず顔洗ってご飯食べて」
私のおでこにチュッとキスを落として部屋を出ていった。
私はそのまま着替えて、洗面所に顔を洗いに行く。
……昨日はお互い西城くんの事には触れず、いつも通りに過ごした。
ご飯を食べて、お風呂に入って……そのまま二人、私の部屋で寝た。
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