ハチミツ×シュガー




「……楓、起きて」



「ん――…」


「ほら、遅刻になるよ?」


ガバッ
「…ち、遅刻っ!」



 寝ぼけて思い切り起きたら、皇がケラケラ笑っていた。



「まだギリギリ大丈夫だから、とりあえず顔洗ってご飯食べて」


 私のおでこにチュッとキスを落として部屋を出ていった。

 私はそのまま着替えて、洗面所に顔を洗いに行く。







 ……昨日はお互い西城くんの事には触れず、いつも通りに過ごした。


 ご飯を食べて、お風呂に入って……そのまま二人、私の部屋で寝た。



< 288 / 771 >

この作品をシェア

pagetop