ハチミツ×シュガー



 そのまま俯いて、私の尋常じゃない赤さに気付かれないように歩いてると

「お前らってさ…」


 ぽつりと話し始めた。


 私は静かに話の続きを待つ。


 ……お前ら?

 皇と私の事?




「昔からあんな感じなの?」


 ――何の事なのかよく分からなくて、聞き返す代わりに西城くんを見た。
 視線に気付いた彼は立ち止まり、私と向かい合った。



「えっと……どうゆう…「兄妹以外の空気を感じる」




 私の顔が


 一瞬、強ばってしまった。




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