ハチミツ×シュガー



『言っただろ?

 俺の独占欲ハンパないって』


 ……確かに。



『覚悟しろよ』


 ははって笑いながら言った西城くん。
 私も泣き笑いで頷いた。


 それからお互いご飯の時間になってしまったから、電話を切ったけど。

 私は耳に入った彼の声の余韻で、しばらく身動き出来なかった。





 ――良かった。

 素直に気持ち伝えて、本当に良かった!





 私は彼と仲直りできたことが本当に嬉しくて。

 皇の待ってるリビングへスキップしそうな勢いで向かった。




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