ハチミツ×シュガー



「甘いっ甘過ぎだよあの二人っ!」


 真弓が皇の肩をバシバシ叩きながら私を指さすけど、

「――痛いよ」

 皇は真弓を軽く睨みながら、気にせずポテトを食べる。
 その隣で斉藤くんもポテトに手を伸ばした。






「なぁ、この人数でずっと回っても乗らない奴とか居るだろ?
 だったら、絶叫系乗りたい奴とそうじゃないヤツ、別れようぜ?」


 斉藤くんが地図を広げながら提案してきた。


「いいね、それ!
 お化け屋敷と観覧車はみんな揃ってから行こうよ!

 あとは――…

 うん、各自別れてでいいねっ」


 真弓も地図を一緒に見ながら私達に言う。

 全員で「異議なし」と返事をした後、グループに別れる。



 絶叫系は田村くんに斉藤くん、真弓に亜衣ちゃんの4人。

 ユルユル系は皇に西城くん、私と洋子ちゃんで別れた。



< 527 / 771 >

この作品をシェア

pagetop