ハチミツ×シュガー



「ちょっと!
 今日も皇くんに送ってきてもらったの?!」


 私の中学校からの親友、佐藤 真弓が私の前の席座り、凄い剣幕で聞いてきた。



「うん、だって、寝坊、したんだ、もん!」


 運動不足の私。

 話してるだけで、心臓壊れそうだよ。



 私の前をひょうひょうと走り抜けた皇を恨みながら、私も階段をかけ上がった(つもり)。


 まだ、息苦しい。



「相変わらず仲良いね〜 双子は」


 真弓はケラケラ笑いながら私に言ってくる。



「そうかな」

 何て言いながら、カバンの中身を机の中に仕舞う。




 “双子”


 私と皇の、関係。





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