ハチミツ×シュガー



「改めて……


 ずっと好きでした。

 僕と付き合って下さい」






 ―――幸せに……なれる…?




 彼の差し出した手を握ろうと、手を出した。



「――おい」

グイッ
「ひゃあっ」



 何っ? 立ち眩み?
 いや、ナイナイ!

 じゃあ、何?!


 私の視界が急に真っ暗になって、体も身動き出来ないほど強く抱き締められてる。



「なっ 中川くんっ!」


 急にこんな事っ

 あんな爽やかな顔して…!騙されたぁ!



「はぁ…。――バカ…」


 え……?



「誰に抱きしめられてるか、分からないの?」




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