ハチミツ×シュガー




 ――なんだ、これ。




 彼女は俺と目が合うと、すぐに目を逸らした。



 俺はその瞬間――


 雷に打たれたように、体が固まってしまった。







 なんだよ、これ。






 彼女を見たくて。


 その瞳に、俺を映して欲しくて。



 その笑顔を、俺だけに向けて欲しくて…!








 ――なんだ。



 俺、彼女に惚れてたんじゃん。





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