ハチミツ×シュガー
02
あれは、いくつの時か。
小学校3年生の頃だったと思う。
双子の私達は何をするのも一緒だった。
登校する時も休み時間も。帰る時も、いつでも一緒に。
そんな中、クラスの女の子の中に皇の事が好きな子が出来て。
私はいつも一緒だからという理由で、苛められ始めたんだ。
その頃から皇は頭も良く見た目も良くて……すでに女子からの人気も高かった。
それにひきかえ私は今と同じ、プックリ体系に顔も十人並み。
髪の毛は黒髪胸の位置まで伸びっぱなしで、顔なんて小さな瞳、小さな鼻に唇。
頭は皇と違ってかなり悪いし…。
双子とはいえ、二卵生の私達が似ている事はなく、気付けば。
苛めは、学年全体の女子から受けていた。
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