ハチミツ×シュガー



「西城く」

ガタガタンッ




 ――途中で遮られた言葉。




「……話しかけんな」




 西城くんはこちらを見ることなく、誰かの机が無惨にも倒れた。


 私はそれ以上言葉に出来ずに、震える手でスカートを強く握った。






 ああ…。


 もう、あの声が聞けないんだ。






 涙が溢れて止まらない。




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