男の子嫌い克服中
あれ…?

え…えっ?

しゃがんで目線が合う。

気が付くと、目の前に佐原君の顔が……

何…?

ゆっくり手が伸びてきて…

…動けない、声が出ない。

目をぎゅっとつむる…。

あっ…れ…?


「あっ、ぶねー。…ごめん。さわったらだめだったよな。

いや…、近づいてもいけねーのか。

ごめんな。こんなに目はれさせて」


…びっくりしたぁ。


「心配だからちゃんと家まで遅らせて?」


「うん…お願いします」


「…っ。

初めて瑠璃ちゃんから目線合わせてくれた。」

本当だ…。

「自分でもちょっとびっくりです。」

「ははは」
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