強い女の子は好きですか?




「友達かぁ…」


「ダメ…か?」



「うん。友達は無理!
'仲間'になろっ!(笑)」


私は笑顔で言った


「っ!あぁ!ありがとう!」



ちがうよ


私のほうが


「ボソッ…ありがとう」


「なんか言ったか?」



「ううん別に~?あ…お兄ちゃ~ん!聞いてるんでしょー?入ってきてよー!」


ガンッ!



「あ、あぶな!」


「い、いてて…あははっ…バレた?」



「私を誰だと思ってるの?(笑)」


「で?田中を仲間にするって?」


私は「そういうこと」と頷きながら言った





「いんじゃねー?」


「うん紫乃が言ってんだし?」


皆は賛成してくれた。


「ありがとうございます!!あと…すいませんでした!!」



「あぁーもーいいって!!」

「…まぁ…なんとも無いから…大丈夫…」


喧嘩の時はあんなに
キリキリしてたのに
喧嘩が終わるともとに戻るのかよ!



「ほら洋介!みんないいって言ってるんだし!顔上げて!」

私はバンバンっと洋介の背中を叩いた


「痛っ!!お前力強ぇんだよ!」


「女じゃないから(笑)」


「確かに女じゃないよな」


「おい白夜…今なんつった?」


「え?お兄ちゃんじゃなかったか!?」



「なんつった?」


「いえ!可愛い可愛い女の子っていいましたぁ!」


「気を使ってんじゃねーよ!」



「あぁ…怪我人増えた…」

「そこかよ!(笑)」


「あははッ!」


「「「あ、紫乃が笑った」」」



「だから私は人間ですから笑いますう!」



「え?人間なの?」



「あ゛ぁ?」


「すいませんすいません」


必死に謝る朱也先輩を見て私はふいた


「あはは!」


「ふっ、ははは!」



あぁ…


みんなで笑うのが
こんなに楽しいなんて久しぶりに感じた





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