社長の彼とあたしの恋愛


そう言った洸太は、またあたしにキスをする。


とその時、洸太の背中越しに、洸輝の姿が見えた。



息を切らして、呆然とこっちを見てる。



もしかして、追いかけてきてくれたの?



「亜美?」


あたしの様子に気が付いて、洸太はゆっくり振り返った。


「あれ、洸輝さんだろ?」


「う、うん。お願い、洸太。あたしを、抱きしめて?」




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