社長の彼とあたしの恋愛


「え?な、何で?」


思わず起き上がったあたしに、洸太は素っ気ない視線を向けた。



「嫌々、抱かれて欲しくないから」


「あ…」


気が付いてた…?


「4年付き合ってたんだからな?亜美の事は、よく分かってるつもりだよ」



そう言うと、洸太はテレビをつける。


「亜美が、あの頃みたいに、幸せそうな顔をしてくれるまでは、絶対に抱かない」




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