社長の彼とあたしの恋愛


結婚って…。


あたしと…?


でも、でも…。


返事が出来ないあたしの背中を、洸太が優しく叩いた。


「素直になれよ。自分の気持ちに」


「洸太…」


素直に?


自分の気持ちに、素直になっていいの?


「誰の事も気にせず、自分の事だけ考えろ」


自分の事だけ…。


それなら、答えは決まってる。



「はい…。あたしと、結婚してください…」




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