社長の彼とあたしの恋愛


「仕方ない。行くか…」


洸輝が、ブツブツ言いながら、ゆっくりドアを開けると、スーツ姿の凛々しいちーちゃんが見えた。



「急いでくださいね」


「分かった」


そう言うと、足早に洸輝は、舞台袖口へと消えた。


「社長、よっぽど亜美と一緒にいたいのね」


苦笑いのちーちゃんに、あたしは顔が赤くなる。

「どうかな?分かんないけど」




< 4 / 208 >

この作品をシェア

pagetop