社長の彼とあたしの恋愛


「それは、あたしもだよ…」


今回の異動だって、仕事よりも、洸輝の事しか考えてなくて…。


「新しい部署どうだ?馴染めそう?」


「え?あ、うん…。大丈夫」


心配そうな顔を見ると、本当の事が言えない。


「そっか。それなら良かった。ちょっと心配でさ」


「ありがと…」


毎日、休む間もないくらい忙しいのに、あたしを心配してくれるんだ…。




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